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AMDは23日、同社製デスクトップPC向けGPUとチップセットをサポートするドライバスイート「ATI Catalyst 9.7」を公開しました。対応GPUはATI Radeon HD 2000/3000/4000シリーズ、対応チップセットは「AMD 740G」を除くAMD 7世代の製品群で、いずれもWindows XP/Vista/7向けパッケージが用意されています。
ATI Catalyst 9.7の最大の特徴は、Windows 7のメモリマネージメントとATI Catalystの熟成により、Windows Vistaと比べてより高いパフォーマンスを発揮する点です。Catalyst 9.7の公開に合わせてAMDが公開した資料によれば、OSが変わるだけでシングルカードでは1.1倍前後、ATI CrossFireX環境では1.2〜1.4倍前後のパフォーマンス向上を期待できるそうです。
また、もう一つの大きな特徴としては、Windows Vista/7にのみ提供されるという新しい「ATI Catalyst Control Center」(以下、CCC)が挙げられます。CCCはこれまで、ウインドウの左側にメニューがツリー表示されるインタフェースを採用していましたが、今回のアップデートによってプルダウンメニューとタブを利用する形に改められています。なお、Windows XP環境でもディスプレイとCCC周りを中心に多数のバグが潰されています。
「ATI OverDrive」については、ウインドウレイアウトが変わっただけですが、「3D」はタブを最大限活用する形に、「Desktops&Displays」はよりグラフィカルになっています。全体として、従来のごちゃごちゃした印象が軽減されてすっきりした印象になっています。
このほか新要素としては、OpenGLサポートと「ATI Avivo Video Converter」、「HydraVision」がアップデートされ、さらにゲーム2タイトルでパフォーマンスの最適化が図られています。

●Catalyst 9.7の新要素/変更点
・OpenGLエクステンション「EXT_provoking_vertex」「EXT_vertex_array_bgra」のサポート
・32/64bit版Windows 7におけるATI Avivo Video Converterのサポート
・ATI Avivo Video Converterのパフォーマンス向上
・Windows 7におけるHydraVisionフルサポート

●Catalyst 9.7におけるパフォーマンス向上(Windows XP/Vista/7)
・ATI Radeon HD 4800シリーズ搭載環境で、ゲーム内のグラフィックスオプションを「Very High」にしたとき「Crysis」で最大8%
・ATI Radeon HD 4800シリーズ搭載環境で、8xアンチエイリアシングを適用したとき「ロスト プラネット コロニーズ」で7〜11%

●Catalyst 9.7で解決した問題(Windows XP/Vista/7共通)
・拡張ディスプレイ設定を行ったマルチディスプレイ構成のいくつかで、セカンダリ(に設定した)ディスプレイがプライマリディスプレイになってしまう問題
・拡張ディスプレイ構成のいくつかでCCCの「Make Primary」オプションが機能しない問題
・ATI Radeonと他社製グラフィックスチップを混載したデュアルグラフィックスアダプタ構成時に、CCCを開こうとするとエラーメッセージが表示される問題
・いくつかのシステムでCCCからHDMI関連の設定を行えない問題
・CCCのホットキーがいくつかのデスクトップモードで機能しない問題
・デフォルトのHDTVモードが正常に機能しない問題
・いくつかのマルチGPUシステムで「duplicated display」オプションを利用できない問題
・HDTVサポートのDFP接続ディスプレイ環境でインタレースモードを適用できない問題
・720pや1080iフォーマットを適用するとき確認のダイアログボックスが表示されない問題
・CCCの「Digital Panel HDTV」ページでカスタムモードを追加できない問題
・CCCの「Advanced Color」ページで設定確認用のプレビューウインドウが表示されない問題
・いくつかのCFX環境において、CCCの「ATI OverDrive」ページから「Auto-Tune」を行うとAuto-Tuneの応答がなくなる問題
・いくつかのCFX環境でCCCが「System restart required ...」というメッセージを表示する問題
・CCCをウィザードモードで実行していると別のウインドウが表示される問題

●Catalyst 9.7で解決した問題(Windows XP)
・DVI接続ディスプレイでCCCの「Maintain aspect ratio」と「Use centered timings」が機能しない問題
・HDMIやコンポーネントビデオ出力出力時にCCCのスケーリングオプションを利用できない問題
・システムを再起動するとCFXが無効化される問題

●Catalyst 9.7で解決した問題(Windows Vista)
・いくつかのHDMI接続ディスプレイで,1152×864ドット以上の解像度を設定すると正常にスケーリングしない問題
・いくつかのシステムでスリープから復帰したときに遅延が生じる問題
・「Google Earth」をOpenGLモードで実行している間にスリープモードへ移行するとシステムが応答しなくなる問題
・Cyberlink製トランスコードソフト「MediaShow Espresso」でハードウェアデコードを有効にし、いくつかのビデオ形式からWMV形式へのトランスコードを行うとアプリケーションが応答しなくなる問題
・Cyberlink製DVDプレイヤーソフト「PowerDVD 8」でBlu-ray Disc上のビデオを再生するとフレーム落ちが発生する問題
・「Avivo Video Converter」でイメージクオリティがよくない問題
・システムの再起動後にCCCからCFXの設定ページが消える問題
・CFXを無効化して再度有効化すると、特定のDirect3Dアプリケーションをフルスクリーンで実行したときに画面がちらつく問題
・MediaShow EspressoでiPod touchあるいはPSP用のトランスコードを行うと、「show corruption」が発生する問題

●Catalyst 9.7で解決した問題(Windows 7)
・コンポーネントビデオ接続のディスプレイとセカンダリディスプレイがいずれも接続されたシステムのいくつかでデュアルディスプレイの「duplicate 」を利用できない問題
・拡張ディスプレイ環境でBlu-ray Disc上のビデオを再生しているときに、セカンダリディスプレイの接続を切るとプライマリディスプレイに切り替わる問題
・テレビと接続したクローンモードのいくつかで「TV Image Quality」を設定後に再起動すると、プライマリディスプレイを利用できなくなる問題
・クローンモード設定のいくつかで休止状態から復帰すると、拡張ディスプレイモードに切り替わる問題
・CCCから最大リフレッシュレートと解像度の制限をかけられない問題
・HDTVサポートのDFP接続ディスプレイ環境で「List all Modes」にインタレースモードが表示されない問題
・HDTVモードにおいてCCCの「Scaling Options」を利用できない問題
・HDTVモードで「Display Properties」「list all modes」メニューが表示されない問題
・CCCからコンポーネントビデオ出力モードに設定できない問題
・いくつかの4-way CFX構成時にCCCが「CFXは無効」とレポートする問題
・セカンダリディスプレイでDVD-Videoの再生に失敗する問題
・テレビを含むクローンモード構成時にいくつかのシステムで解像度切り替えを行えない問題
・システムがスタンバイから復帰したときに表示されるログインダイアログが画面の中央に表示されない問題
・Cyberlink製メディアセンターソフト「PowerCinema」からBlu-ray Disc上のビデオを再生するに当たってソフトを2回起動しなければならない問題
・いくつかのインタレースビデオを再生すると色の表示がおかしくなる問題
・マルチディスプレイ環境でデジタルディスプレイをホットアンプラグするとそのとき接続されているディスプレイが再描画されない問題
・「advance Display Settings」でCCCのタブを利用できない問題


■AMDのホームページ
http://www.amd.com/
■Drivers & Software
http://ati.amd.com/support/driver.html

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