AMDは15日、同社製デスクトップPC向けGPUとチップセットをサポートするドライバスイート「ATI Catalyst 9.6」を公開しました。対応GPUはATI Radeon HD 2000/3000/4000シリーズ、対応チップセットは「AMD 740G」を除くAMD 7世代の製品群で、いずれもWindows XP/Vista/7向けパッケージが用意されています。
ATI Catalyst 9.6では、いくつかのゲームタイトルにおける性能向上も図りつつ、Windows XP/Vista/7に共通の問題点も含めて、多数の問題が潰されています。
●Catalyst 9.6におけるパフォーマンス向上
・ 「Company of Heroes」において、ATI Radeon HD 4600シリーズ搭載環境で最大25%、ATI Radeon HD 4800シリーズ搭載環境で最大10%向上
・「Crysis」において、マルチGPU構成時に最大13%向上
・「Crysis Warhead」において、マルチGPU構成時に最大11%向上
・「World in Confilcet」で、従来はCPUボトルネックによってパフォーマンス向上が制限される設定を行ったときに最大30%向上
●Catalyst 9.6で解決した問題
○Windows XP/Vista/7共通
・「ATI CrossFireX」(以下、CrossFireX)のタブを開くと、「ATI Catalyst Control Center」(以下、CCC)が応答しなくなる問題
・いくつかのデュアルグラフィックスカード構成でクローンモードを利用しているとき、CCCからプライマリディスプレイを無効化できない問題
・WMV形式のトランスコード中に、ビットレートのスライダーを動かすと、CCCが応答しなくなる問題
・いくつかのシステム構成において、ATI OverDriveの設定が表示されない問題
・自動デ・インタレースを有効化しているとき、CCCの中身がインタレース表示される問題
・クローンモード設定時に、CRTディスプレイをホットプラグすると、CCCのディスプレイ設定が表示されなくなる問題
・高解像度テレビクラスではない解像度を使っているとき、CCCの「Scaling」設定スライダーが何の前触れもなく有効化される問題
・「2009年4月版より前のCatalystでコンパイル&実行された特定のILカーネルが、2009年4月版以降のCatalystから実行できない」という、CAL(Compute Abstraction layer)の退行が存在していた問題
○Windows XP
・高解像度テレビクラスではない解像度を使っているとき、CCCの「Scaling」設定スライダーが間違って有効化される問題
・デスクトップと「Tom Clancy's H.A.W.X」の間でタスク繰り替えを行うと、システムが不安定になる問題
・いくつかのシステム構成において、HDMIあるいはコンポーネント接続ディスプレイに向けた「scaling」オプションが表示されない問題
・「Team Fortress」で、ゲーム中にフレームレートが幾分か低下する問題
○Windows Vista
・いくつかのシステム構成で、トランスコードされたビデオを再生すると、信号の歪みが見えてしまう問題
・ATI OverDriveからGPUクロックをカスタマイズしていると、いったん3Dゲームをフルスクリーンで実行し、その後終了させるという手続きを踏まない限り、セカンダリグラフィックスカードの動作クロックが、最低値に落ちない問題
・ウインドウと、フルスクリーンモードで実行中の「Crysis」の間でタスク切り替えを行うと、画面表示がおかしくなったり、画面がちらついたりする問題
○Windows 7
・コンポーネントビデオ接続のディスプレイと、セカンダリディスプレイが両方つながっている特定のシステムで、ディスプレイ設定のコピーを行えない問題
・CCCの「ATI Graphics Power Settings」を変更すると、画面表示がおかしくなる問題
・CCCからコンポーネントビデオ接続設定を正常に行えない問題
・CCCがCrossFireXを無効とレポートする問題
・CCCの高解像度テレビ用標準動作モードが有効に機能しない問題
・特定のシステム構成においてCrossFireXを有効化すると、CCCが応答しなくなる問題
・「Enemy Territory: Quake Wars」において、ゲーム世界の表示が断続的におかしくなる問題
■AMDのホームページ
http://www.amd.com/■Drivers & Software
http://ati.amd.com/support/driver.html